Yuki Iwasaki IW-001
岩崎さんのIW-001は彼がYuki Iwasaki(ユウキ イワサキ)のブランドをスタートした頃からあるモデル。
かつては科戸(しなと)という名前で製作されていた。罪や穢れを払う風を意するそうで、神事の際の仮面に見えたことからこの名前にしたそう。
海外の眼鏡店とのやり取りの中で、日本語の扱えない海外の方にもわかりやすくするため今は数字の品番に変わってしまった。
個人的には今もこの名前で呼んでいる。
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このフレームに関してはフレンチヴィンテージを意識して作られていることが眼鏡好きには自明のデザイン。彼はフランスの古い眼鏡を好み、初期の頃からよくサンプリングしている。特徴をよく捉えて製作した上で彼らしさもよく出ているのがこのフレームの特徴の一つだと思う。
フレンチは当時の製造方法の関係もあってフレームにエッジが立っているパキッとした印象のものが多い。岩崎さんのフレームは独特の丸みがある。正確にはパキッとしたところと丸みのあるところのメリハリがきいている。
このフレームのカラーはバーガンディだとかワインレッドのような色。この生地の見せてくれたとき、岩崎さんが「送られてきたままの生地サンプルだと黒に見えたのに、磨くと綺麗な色が見えた」と綺麗な色を見た際の印象を語っていた頃を思い出す。

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岩崎さんのフレームの特徴は?と聞かれると、非常にわかりにくく伝えづらいところになるが「カッティング」だと思う。綺麗なフレームなので「磨き」と答える人もいると思うが、それはあまりに表面的すぎやしないか。磨きも非常に綺麗なことはたしかではあるが。
カッティングとはフレームを作る際にやすりなどで角を削ること。陰影や立体感が出るため、地味ですが意外と重要な工程の一つ。
現代の製法では切削機で荒削りをする段階で一緒に切り出してしまうことがほとんどだが、岩崎さんはそれを手で削り出している。
それで作り出されたカッティングが岩崎さんのフレームに「なんか他のものと違う」という良い意味でも違和感を齎している。
磨きそれ自体も非常に美しいものであるが、個人的にはカッティングを際立たせるためのものであり、本質的なところではない。
個人的にはそう思っている。磨きは本質を浮き立たす技術、テクニックの話な気がしている。
その複合的な要素の表出として、彼のフレームは特有の「とろみ」みたいなものがある。ただ丸いだけではこんなことにならない。

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そのカッティングのもたらす作用として、デザインはフレンチなのに嫋やかな丸みがあってぷっくりした曲線が描かれている。
フレームを指で摘んでみる。なんとなく優しい触り心地な気がする。
全体が均一に丸いわけではなく、エッジのある部分と丸みのある部分がそれぞれ存在する。
これはなかなか難しいことで、岩崎さんのフレームならではだと思う。
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作り方はアップデートされているので、これから作るものは少しずつ変わっていくのかもしれない。
だからこそ岩作さんのフレームはできるだけ変化しない根っこの部分を抑えて捉えていきたいと思っている。
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Size2 レンズ幅41mm ブリッジ幅24mm レンズの高さ36mm
Size3 レンズ幅45mm ブリッジ幅24mm レンズの高さ39mm
